新シリーズ「会社の数字はここを見ろ」が始まりました!会社と数字、これは切っても切れない関係。そこで、面接の神兵頭秀一さんが重要な項目を洗い出し、数字に対して独自の解説を行う企画です。第一弾となる今回のテーマは「売上高」です!売上高に込められた真実とは?早速聞いていきたいと思います!

<聞き手:合説どっとこむマガジン副編集長 古江健二>

 

売上9,999億円と1億円、どっちが幸せ?

古江 さあ、本日から新シリーズ、「会社の数字はここを見ろ」をスタートします!本日は記念すべき第一弾でございます!さて、その第一弾ということで、本日のお題はなんでしょうか?

兵頭さん はい、本日は「売上高」についてお話していこうと思います。

 

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新シリーズ突入!

古江 はい、よろしくお願い致します。それではまず、「売上高」ということですが、これってやはり数字が大きければ大きい程いいものでしょうか?

兵頭さん それが違うんですよ。金額の大きさではなく、大事なのは増減傾向を見ることなんです。仮に売上が1兆円の会社でも、翌年その数字を割って、9,999億円になったとします。そうすると、社内で不幸なことが沢山起こるんですよ。

古江 ほう?そんなに売上があれば僕だったらすごく嬉しい気がしますけどね。何が起こるんでしょう?

 

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いつにも増して、派手なアクションの神様

のびのび仕事ができなくなる

 

兵頭さん 売り上げが下がるということはまず、社内に不安が渦巻きます。人は皆、「今日より素敵な明日」を夢見て生きるものです。「今日よりネガティブな明日」が想定される状況になると一気に負のオーラが充満します。そして、会社によっては持株会が凍結されたりします。

古江 「もちかぶかい」ですか?それって何でしょうか?

兵頭さん それはですねえ・・・・

・・・・・[持株会の詳細が気になる方は記事の下を参照ください]・・・・・・

 

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不安が全身に宿っている…

兵頭さん 業績の下降が始まると経費の締め付けがきつくなります。仕事をすることとはそのすべての行為が経費を使うことなんです。例えばここの事務所の電気を付けていることも含めて経費なんですよ。その経費に制約がかかるということは、仕事がのびのびできない状態になるわけです。

古江 ふーん、なるほど。

兵頭さん これが、売上が減少した時に起きる現象です。そして、先程の例とは逆に、売上が仮に1億円の会社でも売り上げが伸びれば気持ちはハッピーになるんですよ。

古江 はいはい、そうですね。

表に出ている会社情報にはご用心

兵頭さん ただ、就職サイトや求人票に書いてある売上高は、単年度のものだけの会社が多いんですよね。

 

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兄ちゃん、表の顔に騙されちゃいけないよ

古江 単年度と言うと、1年分ということですね。

兵頭さん そうです。増減を見たいので、それだけでは評価できないですよね。なので、表に出ている会社情報だけでだまされないように注意して下さい。売上が増加しているところは3年分とか5年分とか求人票に載せたりするんですね。求人情報というものはポジティブファクターは積極的に開示されてネガティブファクターは閉ざされるんです。でも読む側はその情報が閉ざされていることにすら気が付かないのです。

古江 そうすると、求人票を見て、その年の分しか載ってなかったら、ちょっと疑った方がいいということですね。

 

不景気を乗り切れる会社は?

兵頭さん 何らかの形で、過去5年とか10年の時系列を見て下さいということです。ただ、今年はコロナの件があるのでどこの会社でも落っこちてしまうことはあると思います。

合説どっとこむ

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こんな感じに挽回してる会社は要注目!

古江 確かにそうですね。そうすると、学生さんはどういうところに気を付けて売上高をみたらいいんでしょうか?

兵頭さん 2008年のリーマンショックとか、その前のバブル崩壊とか、そういうときの下降から、その後どう挽回しているかを注目するのもいいかも知れませんね。そこでしっかりV字回復で来ている会社は不況に強い可能性があります。

古江 ほおおお、なるほど。

 

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今日はキレッキレの動きですね!

古江 少し話が脱線するかも知れませんが、売上高に対して従業員の人数なんかも大事になってくると思うのですがどうでしょう?

兵頭さん そこは確かに大事です。ただ、売上高に対して原価と粗利の割合がどうとか、これを話すと複雑になってしまうんですよ。そうすると2時間のセミナーになってしまうので、また回を改めて少しずつやっていきましょう。

古江 そうですね、そしたらまた別の機会にお願いします。

 

売上は時系列で見よ

古江 では本日の話をまとめると、学生さんは何をしたらよいでしょうか?

兵頭さん 売上高は単年度で見るな、時系列で見なさい。額より見るべきは増減傾向いま1兆円の売上高が大きい会社でも、これ以上伸びないジリ貧な会社では、入ってもきっと面白くないですよ。

古江 はい、ありがとうございました。

 

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ありがとうございました!

売上高…。上がれば上がるだけ良い事なのでしょうけど、そうそう上手く行かないのが世の常。なので会社の売上高は時系列で、恋人とは前を見て歩んでいきましょうね。

 

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※持株会とは
持株会は、多くの上場企業では福利厚生の一環として取り入れているシステムです。本来なら株は100株からしか買えないですが、それだと高額になってしまいます。なので、自分の会社の株を小さい単位で購入できるのは嬉しいシステムです。だいたいこういうシステムは、購入した株を好きなタイミングで売ることができるのですが、会社の売上が下がると売ることを許さなくなる会社があるみたいです。

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