突然「あなたの事が好きです!付き合って下さい!」と告白された場合、あなたはどの様な行動を取りますか?面接においても、同じ様な事が言えるそうです。このことについて、面接の神兵頭さんに詳しくお聞きしてみました。
<聞き手:合説どっとこむマガジン副編集長 古江健二>
志望動機の大切さ
古江 本日のテーマは志望動機の作り方、そもそも志望動機はなぜ重要なのかについてお聞かせ頂きたいと思います。よろしくお願いします。

兵頭さん よろしくお願いします。まず、就活において、今からでも努力、工夫次第で差別化できるポイントがあります。それは何だと思いますか?
古江 志願動機、でしょうか?
兵頭さん そうです。『なぜ志望動機をわざわざ聞いてくるの?』と疑問に思うかもしれませんが、恋愛に置き換えてみてください。
古江 れ、恋愛?!
兵頭さん はい。『あなたのことが好きです』と突然言われたらどう思いますか?
古江 『どこが?』、『なんで?』と思いますね。

兵頭さん それと一緒なんです。企業側の立場だと『入社したいです!』と就活生に突然言われても『なぜ?』と思います。
古江 確かに!わかりやすいですね!
兵頭さん せっかく採用するなら、『この人と一緒に仕事したい』と思う相手を選びたいと考える会社も多いです。なので、どれだけ熱量を持っているかがポイントなんです。
古江 なるほど!志願動機で入社したい熱量を見てるわけですね!
兵頭さん そして、志望動機が大切な理由は2つあります。1つ目は相手の心を掴むのに有効だという事です。2つ目は企業を良く調べておく事によって入社後の後悔をしないようにする為です。

軽い気持ちの入社希望はナンパと同じ
古江 なるほど!では、志望動機で気を付けなければいけない事はなんでしょうか?
兵頭さん まず、その会社を好きなった理由を2個か3個しか言えない事ですね。
古江 それだけでは、足りないんですか?!
兵頭さん 全然、足りませんね。恋愛で異性を好きになった理由が若い、可愛い、だけで良いお付き合いができる可能性は少ないですよね。仮にそれで付き合えたとしても、いつか綻びが出ますよね。なので、好きになった理由(志望理由)を10個くらい作っておく事が大事になります。
古江 そしたら、志望理由を作る上で、その入社したい会社をよく調べるという事が重要になってきますよね?
兵頭さん そうですね。幅広く浅く調べるのはナンパと一緒です。大事なのは恋愛するときと一緒で、特定の会社を強い想いを抱き深く調べなさいという事です。

志望動機は必ず聞く
古江 わかりました。ちなみに企業の立場から志望動機はどう見えているんですか?
兵頭さん 企業が知りたいのはなぜ当社に魅力に感じたかです。具体的に説明することが、説得力のある志願動機に繋がります。
古江 具体性が大事なんですね!
兵頭さん 恋愛にまた置き換えますが、企業の立場は口説かれる立場と同じです。なので、『若いね、可愛いね』など言われるより、『君のこういう人柄に惹かれました。君といると楽しい。』の方がいいと思いませんか?
古江 確かに、ありきたりなこと言われるよりは全然いいですね!
兵頭さん 企業側は一緒に頑張る仲間探し。恋愛で言ったらパートナー探しになります。相手が口説いてきたからには、好きな理由が気になるのは当たり前ですよね?

古江 なるほど!それが就活にも関係があるということですね!
兵頭さん そうです。志願動機はどこの面接でも聞かれると思うので、準備が大切になります。
古江 確かに、志望理由を聞かれなかった面接は今まで無かったかもしれないです。
兵頭さん なので、その女性と交際したい理由を具体的に伝えることができれば、周りのライバルと差をつけられます。これは、志望動機でも同じ事が言えます。
面接官を口説け
古江 なるほど、先ほどから恋愛を例に出していますが、似てるものがあるという事でしょうか?
兵頭さん そうです。恋愛上手な人は就職も上手。なぜなら、人間関係をつくることが上手、人の心を掴むのが上手だからです。
古江 そうなんですね!見た目が微妙でも、志望動機が最高だったら採用に繋がるって事ですか?
兵頭さん そうですね。なので、面接の際には面接官を口説くつもりでやりなさいという事になります(笑)

古江 なるほど!!
兵頭さん その為には、まず具体的な志望理由を10個作っておくことが大事になります。そうすれば、あなたの熱意は企業に伝わりますよ。
古江 わかりました!ありがとうございます!

