M.S.ゆーとが教える就活生が陥りがちな罠とは!?

名門東京工業大学大学院修士課程を修了後、某大手化学メーカーで8年間働いたM.S.ゆーとさんに理系就活で学生が陥りやすい罠についてアドバイスを聞いてきました。就活における最も大事な要素は何か?

池田 理系の就活って、風の噂によるとめちゃくちゃ簡単だって聞くんですけど実際のところどうなんですか?

 
M.S.ゆーと
え?理系の就活が簡単って噂があるんですか!?確かに専攻によっては2~3日で就活が終わるところはあるみたいですが、そんなところばかりでは無いですよ。

池田 そうなんですね。どんな専攻だと就活が楽なんですか?

 
M.S.ゆーと
いま流行りの人工知能とかITなどに繋がりやすい、機械、電気系の学生だと就活は比較的簡単に終わるらしいです。特に私の大学だと、就活始めて3日目でソニーから内定をもらったとか、1週間で東芝から内定もらったとか、そのような話をたくさん聞きました。

池田 就活始めて3日目で大手電機メーカーから内定!?なかなかですね(笑) 逆に、就活が大変になるのはどのような専攻ですか?

 
M.S.ゆーと
うーん、私も全ての専攻の事情は詳しくないけれど・・・・、例えば私が所属していたバイオ系の専攻は大変ですよ。あと、理学部なんかも大変と聞いてます。

池田 え?バイオって響きがカッコイイじゃないですか!就活大変なんですか?

 
M.S.ゆーと
うん、私もバイオってカッコイイと思ってた・・・・(遠い目)。
けどさ、市場で流行らないんだよね、一向に。バイオの時代が来るってずっと言われてるけどさ、全く来ないんだよね。いわゆる来る来る詐欺ですよ・・・。

池田 確かに。言われてみれば、バイオ系の産業で有名な会社って何がある?と言われてもなかなか名前が出てきませんね。

 
M.S.ゆーと
強いて言えば製薬系とか一部の食品系とかで研究職の募集はあるけれど、募集は数名だからとてつもなく狭き門です。

池田 そうなんですね。そうすると、それらの理系学生はどのような就活をしているんですか?

 
M.S.ゆーと
どのようなって・・・・、履歴書いて、エントリーシート書いて、面接して、、、みたいな。

池田 文系と全く同じじゃないですか。

 
M.S.ゆーと
そうですね。大学でやってる研究が会社の仕事と直結するなんてことはまずないので。例えば面接で研究内容をプレゼンしろとか、そんなことは少ないです。

池田 そうすると、会社は学生の何を見て採用判断をしているのでしょう?

 
M.S.ゆーと
熱意とかやる気とか、本当にこの会社に入って仕事したいと考えているのかとか、その辺りですね。

池田 え!?論理性とか、頭の良さとか、そういう能力は求めてないんですか?

 
M.S.ゆーと
求めてないことは無いけど、その辺りはSPIとかで一定の基準を上回っていれば、もう見ることはないと思います。だって、面接なんて長くても数十分でしょ?そんな中で見極めるなんて無理っしょ。アップルみたいにめちゃくちゃな難問を吹っ掛ければわからないけど。

池田 言われてみればそうかも知れませんが・・・・、とても意外です。

 
M.S.ゆーと
誤解している学生も多いと思います。私も就活していた時はそうでした。理系の世界だと特に、話し方より話す内容の方が重要ですから・・・・・、というか、理論とデータさえしっかり使っていれば、研究者同士なら話は通じますし。論文がNatureなどの名誉ある雑誌に掲載されるのに必要なのは、良質の実験とまとめであって、熱意あるプレゼンでは無いですからね。

池田 なるほど、研究で評価されるものと就活で評価されるものは別ということですね!

 
M.S.ゆーと
その通りです。会社側の気持ちをイメージしてほしいのですが、新卒採用というのはなかなか大きな投資です。採用した人がその会社で40年間働くと仮定すると、ざっくり1億円以上の投資になるじゃないですか?
優秀だけど元気が無い学生と、頭の良さは標準レベルだけど元気が良くて勢いがあってコミュニケーション能力が高い学生、どちらの方が投資価値があるか。
前者の方は、画期的な発明で、将来莫大な利益を会社にもたらすかもしれません。
 
M.S.ゆーと
しかし、一般的にそのような可能性は低く、人件費を食いつぶすだけの優秀なブレインになりかねません。
それに対して後者は、仮に研究がダメだとしても様々な使い道があり、投資先としてはとても安全です。

池田 なかなか過激な表現が含まれていて少し心配ですが(笑)それでは、面接で有利になるために必要なことってなんでしょうか?

 
M.S.ゆーと
必要なのは熱いプレゼンテーションです!!!!!

池田 は、、、はい。もう少し具体的にお願いできますか?

 
M.S.ゆーと
そうですね・・・・・、その会社のことをよく調べ、本当にそれがやりたいことかどうか見極めることです。それができれば、「この会社で仕事がしたい!!!」と熱く話せることでしょう。

池田 なるほど。しかし、やりたいことがわからない学生って多いじゃないですか?その人達はどうしましょうか?

 
M.S.ゆーと
主張は弱くなりますが、やりたい仕事内容はあると思うんですよ。「研究がやりたい!」とか「生産を効率化することに喜びを感じる!」とか。場合によっては「何でもやります!」とか。その辺りを元気よく話せれば、採用してくれる会社はあると思います。ただ、「その会社で働きたい!」という主張に比べると圧倒的に弱いため、採用してくれる会社に出会うまで多くの会社を訪問する必要があります。

池田 主張が弱くなるってことは、少しでも印象を残すために学生は面接の練習が必要になりますね。

合説どっとこむ事務局:はーい!ここでCMです!

池田 急に入ってきましたね(笑)

合説どっとこむ事務局:話しの流れが良い感じだったので♪

理系の就活でも必要なのは、面接の心構えや熱いプレゼンテーションということがわかりましたね。では、どのようにプレゼンテーションすれば好印象なのか?話し方には重大なコツがいくつかあります!それらの情報を合説どっとこむでは「”就職力は面接力”面接力養成就活講座」で無料提供しています!必要と感じた方は、どしどしご応募ください!皆様のご来場をお待ちしています!

池田 はい、ということで本日はM.S.ゆーとさんから理系学生の就活について話しを伺いました。ありがとうございました。

合説どっとこむ

毎年2000人以上の就活生が参加。NHK、フジテレビ、テレビ東京、読売新聞、朝日新聞、日経新聞も取材した話題の就活講座。…

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