こんにちは。合説どっとこむマガジン編集部の高橋です。今回は就活生のみなさんに人気の業界の1つ「人材業界」の業界研究をしていきます!筆者はリクルートを始め、キャリアデザインセンターやネオキャリアなど人材業界に絞って就活をしてきました。そこで今回は簡単そうで分かりにくい人材業界を簡単に解説していきます!では、いきましょう!
人材業界ってどんな業界??
人材業界といってもその形態は多種多様です。なので今回は基本となる大きく4つの形に分けて考えてみましょう!
採用コンサルティング型
人材業界と言ったらこれ!と思う就活生も多いかもしれません。
この型の特徴は多種多様な会社を相手に、多種多様なサービスを提案し、その会社の採用を成功に導くことです。
文字通りコンサルティングを行います。
実はこの型のビジネスマンたちと就活生のみなさんは接点がほとんどありません。仕事で関わるのは会社(=toB)がほとんどです。提案するサービスは大きく3つあります。
1.メディア系。リクナビ、マイナビなどのナビサイト等を使った採用手法
2.合説やイベント系。ミーツカンパニー、就職博などのリアルイベントを使った採用手法
3.新興サービスや逆求人イベント、就活カフェなどの一風変わった採用手法
この3つをブレンドしながら会社の採用人数や時期、人事部長や社長の好みによって提案していきます。
この型のやりがいは、営業マンの腕が非常に問われるので採用を成功に導けると
「あなたに頼んでよかった!これからもよろしく!」
こんな嬉しい言葉をいただけます。相手の会社と一緒に走って採用を成功に導くことをやりがいにしたい就活生はこの型の企業をオススメします。
人材紹介型
就活生の4人に1人が使っていると言われている人材紹介と呼ばれるサービスです。
人材紹介型の特徴は就活生・会社のどちらとも接点をもてることです。
※大手企業は就活生担当と会社担当とで別々でやることもありますが、ほとんどは兼務します。
人材紹介の構造は、採用したい会社に就活生を紹介し、その就活生が内定承諾をした時に紹介した人(=人材紹介型の会社)へ報酬が発生する仕組みです。いわゆる成果報酬型とも言われます。
採用コンサルティング型との違いは、相手の会社に提案する採用手法と報酬の発生の仕方があります。人材紹介型が提案するのは就活生を紹介する。これオンリーです。そして、就活生が内定承諾しない限り報酬は発生しません。ここら辺が違います。
初めに断っておくとどちらの型がいいなどの優劣はありません。採用手法の違いです。
また人材紹介型は就活生とも密にコミュニケーションをとります。そして就活生からすると自分が知らない会社を紹介してくれたりするので会社選びが進んでいないときは利用してみるといいでしょう。
この型のやりがいは1人の就活生と1つの会社を結びつけることです。採用コンサルティング型に比べ就活生にも目を向けるので、会社と一緒にというよりは点と点を結ぶ役割が強くなります。
メディア型
多くの就活生に1番人気がこの型じゃないでしょうか。リクナビやマイナビに代表される会社がそうです。最近は会社からオファーがくるオファーボックスやキミスカなどもありますね。
メディア型の特徴は自分たちのメディア(サービス)を持っていることです。
そして主に、採用したい会社を相手に仕事を進めていきます。採用コンサルティング型との違いは、自分たちのサービスをメインに提案することです。いわゆるメーカーに近い。
ディズニーランドの営業マンがユニバーサルスタジオの提案をしないように、マイナビに就職したら、基本的にマイナビのみを提案します。
この型のやりがいは自分たちのサービスで採用を成功に導くことです。
そしてメディア型は得てして業界内でもトップ10に入るような影響力を持てるので、組織が大きかったり、役職が上がると大きな仕事をすることができます。
ただ、注意して欲しいことがあります。例えると、コカコーラが大好きな人が、ペプシに入社しても、「どことなく同じ感じなんだけどやっぱり違う」となります。そのメーカーが好きじゃないと苦しくなっていくので、ここは要注意。なのでこの型を選ぶ場合は自分が本当にそのサービスが好きかどうか?を自問自答してみてください。好きであればマルです。「うーん」となるなら採用コンサルティング型か人材紹介型をオススメします。
人材派遣型
最後は人材派遣型です。
この型の特徴は人手不足で困っている会社と働きたい人をマッチングさせていくことです。
やりがいは、人手が欲しい時に働きたい人を素早く紹介できることにあります。1人や2人のときもありますし100人規模の場合もあります。期間も1ヶ月で完了させなくてはいけなかったりなど様々です。
人手不足と働きたいけど働く場所がない人を助けることをしたい就活生はこの型がオススメです。
「人と関われる仕事がしたい」は禁止ワード
人材業界志望の就活生が人事に「なんで人材業界を志望してるの?」と聞かれた時に絶対にいってはいけないこと。
それは
「人と関われる仕事がしたいからです!」
これは絶対にNGです。何を隠そう実は私も就活スタート時は言ってました。笑
人材業界って仕事の特徴が分かりづらいところがあるので、なんとなく人と関わることが多いんだろうなって思いがちなんですが、むちゃくちゃ間違ってます。
人と関わらない仕事は世の中にありません。なので「人と関われる仕事がしたいから」は業界を決めてませんと言っているのと同じです。絶対にやめましょう!(フリじゃない!!)
人材業界は多忙なことが多い。けど喜びもひとしお
人材業界は目に見えないことを提案するので、覚えることや営業スキルなどやらなくてはいけないことが多種多様にわたります。でも、採用を成功に導けたり、就活生の就活を成功に導けたり、自分たちのサービスで一緒に走れたり、人手不足を解消できた時の喜びはひとしおです。
多種多様なスキルを身に付ける分、自分自身にも力がつきます。
みなさんも人材業界を1度は覗いてみてはいかがでしょうか。では、また。